こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
先日の日曜日は、歯科医師会館で行われた講習会に参加してきました。
愛媛大学口腔外科学講師住田先生をお迎えし、「HIV感染患者の歯科治療と愛媛県の現状」をテーマとした講習会でした。
全国におけるHIV感染患者及びエイズ患者の新規報告数は1.529件であり、患者数の多い状態のまま推移しています。
愛媛県下では、一昨年前に過去最多の報告があり、愛媛県のある地域ではHIVの感染患者数が多いことがわかっています。
日本のHIV感染症の実情として、感染者の多くは、自分が感染していることに気付かず歯科治療を受けている可能性があります。
HIVは簡単に感染するものではありません。
感染で気をつけたいことは針刺しや切創時の対応です。
万一の時に備えて、歯科医療従事者の「針刺し切創」に対して受け入れる環境のある病院を確かめておくことが必要となります。
これからは国内のHIV感染数の増加を考え、歯科診療ネットワークが必要となってきています。
愛媛県にある拠点病院と歯科とが連携し、患者と歯科医療従事者の双方に安全で安心な歯科医療体制を確保することが大切です。
今、歯科治療を受けられ、患者自身もHIV感染者であることを告げやすい環境づくりが急がれています。