こんにちは、広報・受付担当トガワです。
むし歯のバイ菌が歯を溶かす…こんなイラストを、一度は見たことがあると思います。
では、実際問題、なぜ歯が溶けるのでしょうか?
その理由は、お口の中が酸性になるからなのです。
実は水やお茶、牛乳以外の食物は、口の中を酸性にしてしまいます。
酸性、アルカリ性の濃度をあらわすpHという単位があります。
このpH、7が中性で、お口の中も普段はほぼ中性ですが、これが口腔内で5程度(数値が小さいほど酸性)になると歯が溶け始めてしまいます。
しかしここで疑問です。
食事をするたのに歯が溶けていては、大人になるまでに歯がなくなってしまうのでは??と思われるはずです。
でも実際はなくならない…それはなぜでしょうか?
これの答えは唾液です。
唾液の働きで、口の中のpHを戻してくれるので、歯が全部溶けてしまうことはないのです!
唾液には、だいたい食べ始めてから30分後には再石灰化を始め、1時間でもとの中性のpHへと戻す作用があるのです。