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誤嚥性肺炎の予防

こんにちは。

伊藤歯科医院歯科衛生士のイシカワです。

現在日本人の死亡原因のランキングは

第1位は悪性新生物(がん)

第2位は心疾患

第3位は老衰

第4位は肺炎

そして第5位は誤嚥性肺炎です。

誤嚥性肺炎はほとんどが高齢者が発症する病気です。

この誤嚥性肺炎は歯科とかかわりが深いことをご存知ですか?

肺炎とはウイルスや細菌が肺に入り増殖して炎症を起こす病気ですが

誤嚥性肺炎とは食べ物や唾液などが口の中の細菌と共に誤って肺に入ることで発症する病気です。

誤嚥性肺炎は口腔内の細菌が原因なのでワクチンなどの予防が出来ません。

ですが口腔内の細菌を減らすことで誤嚥をしても肺炎になりにくくなるのです。

口腔内の細菌は歯垢の中に沢山潜んでいます。

なので毎回の歯磨きで歯垢をしっかり取り除くことで口腔内の細菌を大幅に減らすことが出来るのです。

入れ歯を使われている方は普段から洗浄剤などでしっかり汚れを取り除くようにしましょう。

またよく噛んで食べることで唾液の分泌を促進させて食べ物を飲み込みやすくすることで誤嚥を防ぐことができます。

毎回の歯磨きのなかでも特に夜(就寝前)は大事です。

と言うのも食事の時だけでなく就寝中に自身が気付かない間に口腔内の細菌を唾液と共に誤嚥することがあり、それが原因で誤嚥性肺炎を発症することがあります。

そのため就寝前にしっかり歯磨きをするようにしましょう。

普段からしっかり歯磨きしている方もきちんと磨けているか定期的に検診に来てくださいね。

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