子どもの歯育て第6回は、前回に引き続き、小児・学童期のお話です。
最近では、若い年齢の人たちでも柔らかい料理や食品を好む傾向にあります。
その結果、脂質をとりすぎて、必要なビタミン・ミネラルなどの栄養素が不足するため、やがては生活習慣病を招くことになります。
自分自身で健康を守り、豊かな食生活を送る力を身につけるためには、料理やキャンプ、畑仕事など、食に触れる体験を増やしてあげると良いでしょう。
食事をバランスよくとるために、「食育バランスマット」というのが自治体などで配られたり、市販されたりしています。
主食、主菜、副菜などのイラストの上に料理や飲み物を置くことで、子ども自身でも確認することができます。
歯並び・噛み合わせに注意する
歯並びや噛み合わせが悪い状態を「不正咬合」といい、「乱ぐい歯」、「受け口」、「出っ歯」など、いくつかの種類に分けられます。
噛み合わせが悪いと噛む力が弱くなる傾向があり、むし歯や歯周病になりやすい、発音障害が起こるなど多くのデメリットが生じ、体全体の発育にも影響を及ぼします。
最近の矯正では、診断のための型採りに、3D光学カメラを取り入れている医院もあります。
また、矯正装置にもさまざまな種類があり、目立ちにくい装置や違和感の少ないものも登場しています。
お子さんの歯並びが気になった時は、早めに歯科医院で相談しましょう。