歯のこと

飲み物の歯への影響①

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

むし歯になるリスクには、むし歯菌の存在以外にも歯並びや加齢などさまざなば要因がありますが、食生活ももちろんながらむし歯を作る一因です。

最近では、普段何気なく飲んでいる炭酸飲料やスポーツドリンク、アルコールや健康飲料による酸蝕歯が問題となっています。

酸蝕歯とは、歯の表面にあるエナメル質が酸により化学的に溶けてしまう現象のことです。

飲み物とむし歯の関係については、今までは含まれている砂糖の量を中心に取り上げられていましたが、飲み物の水溶性の性質(pH)が注目されるようになりました。

歯のエナメル質の臨界pH値は5.5ですが、市販の飲み物の多くは、この5.5より低い数値となっています。

数値が低くなると、歯のエナメル質は溶けていってしまいます。

ペットボトル飲料の多くは、500mLサイズですが、これは一度に飲みきるには多すぎるサイズです。

少し飲んで保管、ということがほとんどになると思いますが、その保管状況によっては雑菌が繁殖しやすい環境になるため、水やお茶を除く多くの飲み物のpHが3.0~4.0に調整されているのです。

では次回も飲み物のpHのお話をしていきます。

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