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子どもの歯育て~乳・幼児期Part2~

子どもの歯育て、第4回目です。

歯が生え始めたら、まずは歯医者さんに慣れましょう。
初めのうちは「歯医者さんは楽しいところ」と印象付けましょう。
3歳くらいになったら、歯科医と家庭で確実にむし歯を予防しましょう。
歯科医院では、次の3つの戦略で子どものはを守ります。

むし歯を作らない3つの戦略
①フッ素
フッ素は歯の表面を整え、固くする作用や、むし歯菌の働きを抑える作用を持っています。
歯科医院で塗布してもらうと効果はさらに高まります。

②シーラント
むし歯になりやすい奥歯の溝を樹脂で埋めて、汚れがたまらないようにしてむし歯の発生を防ぐ方法です。

③歯科医院での歯のクリーニング
歯科医院では、通常の歯みがきでは除去できない歯垢を専門の器具を使って取り除きます。

3歳になったら自分で磨き習慣づけを
幼児期の歯ブラシを使い、自分で磨く練習を始めましょう。
全体をまんべんなく磨くことができたら褒めてあげましょう。
グチュグチュペッができるようになったら、フッ素配合の歯みがき剤を使うとむし歯予防に効果的です。

3歳からの嚙む力をつける食事
最近では、子どもにも生活習慣病が増えていますが、よく噛んで食べることで生活習慣病の危険因子である肥満を防ぐことができます。

噛む回数が増える食材を使う
肉や食物繊維の多い食材(ごぼう、生のキャベツ、きのこ類、海藻)など、歯ごたえがあり、よく噛まなけらば食べられない食材を選びましょう。

食材は一口サイズより大きめに調理
食材を大きめに切ると、食べる力が鍛えられます。
たとえば、かぶりつけるような大きさのから揚げなどがおすすめです。

煮込みすぎない
カレーやシチューなどは煮込みすぎず、大きな野菜や肉のかたまりがゴロっと入っているものにしましょう。

薄味を心がける
料理の味が濃いと、あまり噛まずに飲み込んでしまいます。
噛む力をつけ、素材の味を感じられる舌を育てるためにも、薄味を心がけましょう。

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