インプラント

侵襲の小さい外科処置

こんにちは、審美歯科インプラントホワイトニング予防歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報・受付担当トガワです。

インプラント治療では、骨が大部分の条件を握っているのですが、下顎の骨と上顎の骨には大きな違いがあります。

下顎の場合、緻密な骨で外側が覆われていて、骨の条件としては良好な場合が多いのです。

気をつけなければならないのが、奥歯の部分には骨の中に太い神経(下歯槽神経)が走っていることです。

骨の吸収が著しく、そこに触れてしまうようだと、インプラントを適応できないこともあります。

ただこれも、条件によっては、短いインプラントで対応できる場合もあります!

一方、上顎の骨は、骨の緻密な部分が薄く、海綿骨が主体になっています。

また、奥歯の部分には上顎洞という空洞があり、骨の厚みがとれないとインプラントの埋入ができません。

そうした場合、これまでは腰骨からの自家骨移植や、蓄膿症の手術に準じたような大掛かりな方法を用いざるをえず、とても大変な思いを乗り越えていただかなければ、インプラントを適応できなかったのです。

しかし!
現在は治療法の進歩により、通常のインプラント埋入と変らない侵襲レベルで治療を行えるようになってきました!

上の写真は、臼歯部にインプラントを埋入したのですが、骨がない方の症例です。

テントの支柱のようにインプラントで上顎洞を持ち上げる治療(ソケットリフト)をして、同時にインプラントを埋入しました。

これはその3年後です。

これは骨幅が狭く、そのままではインプラントの埋入が不可能な症例です。

骨幅を拡大し、その直後(同日)にインプラントを埋入しました。

5年後の写真です。
インプラント周囲は骨により支持されています。

このように、治療法の進歩で患者さんに今までのような大きな負担なくインプラント治療を受けていただけるようになったのです。

歯の欠損から始まる病気のドミノー命の質と量を守るためのインプラント治療ー』より抜粋

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