治療

伊藤歯科の滅菌 Part2@タービン編

こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。

前回に引き続き『滅菌消毒』についてお話したいと思います。

今回は『タービン』についてです。
まずは、『タービン』について簡単に説明したいと思います。

タービンとは虫歯を削ったりする時に、一番歯医者さんで見かける回転切削器具の一つです

回転切削器具には他にもエンジンというものがありますが、通常エンジンの回転数が最大10000回/分程度であるのに対し、エアタービンは30~40万/分もの回転数があります。

そのため、エンジンよりもはるかに切削能力が高く、振動も少ないのが特徴です。

歯科医おなじみの『キュイ~ン!!キュイ~ン!!』という音がして、患者様が一番嫌がる器具といってもいいかも知れませんね。

最近では、エンジンも進化をしてきて、エアータービンに匹敵するくらいの性能を持ってきました。

当院でも、患者様の症例に応じて使い分けていくようにしています。

さて、そのエアータービンも当院では患者様ごとに交換していることをお気づきでしたでしょうか?

では、当院のタービン滅菌の方法を簡単に説明します。

始めにオイルをタービンに注油します。

次にタービンを1本ずつ滅菌袋に入れタービン専用の滅菌器で滅菌します。
滅菌機はこれです!!



当院ではタービンの本数をたくさん常備していますので、1回の滅菌するタービンはこれだけの量になります。

この写真は1回の滅菌できる本数ですから、実際のタービンの本数はこれの3倍になります。


タービン1本が十数万円近くします。これだけのタービンを常備しておくことは、かなりの設備投資といえます。

しかしながら、患者様の口腔内ごとにタービンを交換するためにはこのくらいの本数がどうしても必要となってきます。

その根底には、患者様へ安全・安心な治療を心がけたいという、当院の開業以来の基本理念があるからです。

患者様のお口の中に入れるものは一つたりとも清潔なものしか入れないという、われわれスタッフの強い決意の表れでもあるわけです。

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