こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
5月22日は余土っ子3年生の歯科検診です。
さすがに、3年生にもなると、1年生とは違います。検診前には歯をしっかりほとんどの生徒さんは磨けていました。
いつもながら、静かに並んで検診を待たれていて、能率よく検診がはかどっていきました。
生徒の身長差が気になりだすのもこの頃からです。
検診していても椅子から身を屈ませなければ診えない子もいれば、立ち上がらないと診えないくらい身長の高い生徒もいます。
3年生にもなると、混合歯列期になりますから、永久歯と乳歯が混じって口腔内にあるわけです。
それを、瞬時に判定して検診結果を記録するのが大変です。
検診後一番疲れるのはこの学年かも知れませんね。
またこの時期には、歯並びの不正や、歯肉炎といった疾病も多く見られてきます。
検診をしていても、歯にワイヤーが入ったり、矯正用の治療義歯が見られたりするのもこの時期からが多いです。
歯並びの不正は大きく分類して、叢生(歯がガタガタに並ぶこと)上顎前突(出っ歯のこと)下顎前突(受け口のこと)開咬(前歯が噛まないこと)空隙歯列(すきっ歯のこと)になります。
3年生余土っ子の検診の結果、一番多い不正咬合は叢生で各クラスに4~5人の生徒に見受けられました。
全体では約10%近い割合です。
叢生は現代人特有の顎が小さいために歯が並ぶスペースが足りないためにおきる不正です。
まだ顎の成長が充分に見込まれる今の時期に何らかの方法で顎を大きくする矯正を始められたら歯を抜かないで並べることも可能です。
何事も早期発見早期治療が疾病を早く治すことにつながります。