こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
今日5月8日は余土小学校1年生の初めての歯科検診です。
みんな食事の後の歯磨きはできているかしらん、食べた野菜の繊維が歯の間に詰まっていないかしらんなどとさまざまな思いを抱きながら検診に望みました。
みんな保健室では少し緊張した面持ちで先生の指示に従い、静かに順番を待っています。
毎年感心させられることですが、本当に私語が少なくて、スムーズに流れていきます。
当院は毎年スタッフ3名で検診に臨みます。
一人は筆記係、もう一人は生徒の背後に立ち口腔内を検診しやすいようにお口を固定する係り、最後の一人は口腔内を照らすライト合わせと生徒の名前を確認する係りです。
それぞれの分担を毎回くじ引きで決めるわけですが筆記係になったスタッフはいつも大変です。
学校歯科検診はスクリーニング検査であるため、重篤な病気に移行しないように早期の発見を目指すものです。
従って、むし歯にしても、C1、C2、C3など分類されるものではなく、Cでひとつにくくってしまいます。
Cまで進行していないものはCO(シーオー)と分類されます。
歯肉炎も同じです。
歯肉炎はG、歯肉炎予備軍はGO(ジーオー)と分類されます。
さて、余土っ子1年生の健診結果は、どうだったでしょうか。
全校平均で比較すると予想以上にむし歯の罹患率が高かったと思います。
むし歯のない1年生は全体の26%で全校平均32%より少ない残念な結果でした。
またむし歯を治療しないでそのまま放置している1年生は37%もいて全校平均32%より多いといえます。
就学前の歯科検診は極めて大切だと痛感しました。
余土小学校の全体のむし歯の罹患率は愛媛県全体から見ると低く抑えられていて良い成績です。
でも松山市の全体の小学校から見るとまだまだ高いと思います。
今後は給食の後の「歯磨き体操」が全校生徒に定着して、家庭でも学校で習ったように上手に歯磨きができるようになってほしいと思います。
これから学年をあがるごとに歯磨きの仕方も上手になっていきます。
がんばれ!余土っ子1年生!!