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がん治療に用いられる薬物

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

抗がん剤は、その作用や部位などによって、さまざまな種類に分類されます。

がん細胞に過剰に発現している分子特異的に発現している分子を標的とする、あるいは新生血管の増殖を抑制する「分子標的薬」や、体内のホルモンの影響を受けて増殖するがんに対して、そのホルモンを調節することによりがん細胞の増殖を抑える「ホルモン類似薬」も抗がん剤に含まれます。

また、ビスホスホネート系薬物骨代謝を抑制する薬物で、抗がん剤ではありませんが、乳がん、肺がんなどの固形がんの骨転移や多発性骨髄腫の治療に必須の薬物です。

多くの抗がん剤は、がん細胞を死滅させる一方で、増殖が活発な正常細胞にも作用します。

特に、骨髄の造血細胞口腔粘膜消化管粘膜毛根細胞などは活発に細胞分裂を行っているため、抗がん剤の作用を受けやすくなります。

ほとんどの抗がん剤に認められる有害反応は骨髄抑制です。

薬物の種類や個人差もありますが、一般的には各血球成分の寿命に関係します。

では次回はこの血球成分の寿命からお話ししていきますね。

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『がん患者さんの口腔ケアをはじめましょう』参照

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