マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の「アライナー」という矯正装置を装着して歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。ご自身でいつでも取り外しが可能となっていて、普段通りにお食事を取ることや歯磨きをすることができます。また、矯正装置を目立たせたくないという方も、見た目を気にせずに矯正を行うことができます。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、歯並びや噛み合わせの情報を口腔内スキャナーで記録して、目標の歯並びや噛み合わせをコンピューター上でシュミレーションしていきます。

1日に20時間以上マウスピースを装着して歯を動かしていきます。2週間前後に次のマウスピースへ交換します。この手順を繰り返すことで理想の歯並びへと近づけることができます。

マウスピースを持った女性

矯正についてこんなお悩みございませんか?


・歯並びは整えたいけど、矯正器具を目立たせたくない

・矯正って費用が高額になりそう

・矯正器具で歯磨きがやりづらそう

上記でお悩みの方はマウスピース矯正がおすすめです。

当院で扱っているマウスピース矯正の種類

SURESMILE


シュアスマイルとは、デンツプライシロナ社によるマウスピース矯正です。

従来のワイヤーで歯を動かす矯正とは違い、マウスピースで歯を動かしていきます。

先端の3Dスキャニングシステムを用い今までの矯正治療よりさらに精度が高く比較的短い期間でより効果的な治療を行うことができます。

3Dモデルによる仮想患者を用い従来の歯列矯正と比較して約3割短い期間で矯正が行えるという報告があります。

また、シュアスマイルは「他のマウスピースより透明」「治療計画が立てやすい」「医療後のイメージを確認できる」といったメリットもあります。

マウスピース

GIKOアライナー


ギコウアライナーとは、株式会社GIKOの製造する日本製の透明で薄く審美性に優れたマウスピース矯正です。

CAD/CAMを用いてデータ化を行うことで精度の高い矯正を行えます。

マウスピース矯正なのでワイヤー矯正よりも目立たない・人に矯正がばれないという特徴があります。

マウスピース矯正のメリット・デメリット

メリット


・目立たない

透明なマウスピースを使用しているため、他の人から気づかれにくいのがメリットです。人に気づかれたくない方や人前に出る機会が多い方にも安心して使用していただける矯正装置となっています。

・取り外しが可能

ワイヤー矯正の場合は、ブラケットという矯正器具を歯の表面に固定されてしまいます。そのため、食べ物が装置の間に挟まってしまったり、いざというときに外せません。マウスピース矯正なら、いつでも取り外しが可能になっているので、食事の際や歯磨きの際、大事なシーンで取り外してストレスフリーで生活していただけます。

・金属アレルギーの方でも矯正が可能

マウスピースは、プラスチックで作成するため、金属にアレルギー反応が起こってしまう方でも安心して使用していただけます。

・口内トラブルが起こりづらい

ワイヤー矯正の矯正器具は、ブラケットとワイヤーでできており、凹凸が口内を傷つけてしまう可能性があります。また、丁寧に歯を磨かないと器具の間に挟まった食べかすによって、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。 その反面、マウスピース矯正は、凹凸がないので傷つける心配もありませんし、歯磨きの時は取り外しができますのでしっかりと歯を磨くことができます。

デメリット


・適応できる症例が少ない

凸凹した歯並びや、受け口などあごの骨格に異常がある場合は外科手術を伴うため、マウスピース矯正が難しくなっています。

・自己管理によって効果に差が出る

マウスピース矯正は、装着時間や着脱時間などの管理をすべてご自身で行っていただきます。1日20時間以上は装着していないと効果を発揮しませんので、しっかり決められた時間分装着できるようにしましょう。

・マウスピースのケアが必要

1日に長時間装着しているマウスピースは、かなりの汚れが付着しています。定期的な手入れをして清潔に保つ必要があります。

治療の流れ

①カウンセリング


まずは、ご来院いただき歯並びのお悩みについてお話ください。どのように改善していきたいのかなどご希望がありましたら、担当医にご相談ください。

カウンセリングする看護師と患者

②精密検査


精密検査では、レントゲンやCT撮影を行って、現在の歯並びや嚙み合わせなどの情報を確認します。

精密検査後は結果をお伝えして、治療の計画をお話しします。

③歯の型取り


矯正に関してや治療計画にご納得いただけましたら、マウスピース矯正を行うためのマウスピースを作製するために、歯の型取りを行います。

④矯正開始


完成したマウスピースを使用してマウスピース矯正を開始します。開始前にはアライナーの装着方法についてレッスンしますのでご安心ください。

治療中は、1日20時間以上 装着して、だいたい2週間前後で次の段階のマウスピースと交換します。また、医院にもよりますが1ヵ月~3ヵ月の間に1度ご来院いただき、歯が計画通りに動いているのか、口内トラブルが発生していないかを確認します。定期的に通院することによって、計画通りの綺麗な歯並びを目指しましょう。

マウスピースを装着する女性

⑤矯正完了


矯正が完了したからと言って、すぐにマウスピースを装着しなくてもいいということではありません。後戻りといって、歯が元の場所へ戻ろうとする現象が起きます。そのため、完了後の保定期間中はリテーナーという装置を装着していただきます。

※装置のメーカーによって治療の流れが異なります。

マウスピースについてよくあるご質問

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通常通り問題なく会話していただけます。最初はマウスピースの装着に慣れず、違和感が生じますがそのうち慣れていきます。大切なシーンで、どうしてもマウスピースなしで会話をしたい場合は、マウスピースを取り外ししていただくことが可能です。
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基本的に食事の際は、マウスピースの取り外しをお願いします。お水でしたら取り外す必要はありせん。万が一、マウスピースを装着したままお食事されてしまうと、マウスピースに汚れが付着してしまうので、しっかりと洗浄を行ってください。
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歯が動いている際は、歯に負担がかかっている状態ですのでどうしても痛みは生じますが、ワイヤー矯正よりも移動の幅が狭くなるように設計されているため、痛みはワイヤー矯正よりも抑えることができます。また、ワイヤー矯正で使用するブラケットのように凹凸がありませんので、口内を傷つける心配もありません。
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親知らずの生え方によっては抜歯せずにマウスピース矯正をするケースもあります。万が一、親知らずが正しい生え方をしていない場合は抜歯をして経過を見てから矯正する必要があります。まずは、歯科医師に確認してもらいましょう。
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マウスピース矯正は、治療できないケースがございます。歯並びの状況によって判断しますので、ご来院いただき診断いたします。