こんにちは、広報・受付担当トガワです。
先に結論から言うと、実は「TCHがある」と客観的に判定できる基準はありません。
しかし次の3つの方法を組み合わせることで、TCHの判断を行っています。
1.問診
①イスの背もたれから背中を起こし、背筋を伸ばした状態で座って、軽く目を閉じます
②この状態で、上下の歯でどこか噛んでいる、もしくは触れているところはないか問診する
いずれかの歯が接触している場合は、TCHを持つ可能性が高いといえます。
ただしその場だけで判断することは難しく、問診から時間が経ってから、痛い疲れる等の症状が出た場合にもTCHの疑いがあります。
2.視診
①頻繁に歯を合わせるような動作や、咬筋部を緊張させていないか確認する
②舌圧痕、頬粘膜圧痕がないか観察する
舌圧痕、頬粘膜圧痕があった場合でも、TCHがあるという証拠にはなりませんが、何らかの原因で下顔面領域の緊張状態が長いことが疑われます。
3.行動診察
唇を閉じるように指示されたときに、一緒に上下の歯も接触させる人はTCHの疑いが高いです。
口を閉じた状態で歯を離す行動を一緒に行う行動パターンができていないので、唇を閉じて歯を離すことに違和感があり、持続させることが難しくなります。
以上のような方法を用いてTCHの判別を行っています。