こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、
院長の伊藤泰司です。
先週の日曜日は本当に暑い一日でした。
そんな日に、更に熱くなるような講義が歯科医師会館でありました。
『顎関節症の理学療法―関節か?筋か?筋膜か?-』という題目で日本歯科大学付属病院総合診療科准教授原節宏先生の講演がそれです。
実は、この講演は富士見会の先生方がプロデュースされたもので、実習付きの本当に内容の濃いものとなりました。富士見会の先生方に厚くお礼いたします。
さて、講演は昨日の土曜日に理論編がありました。
その中で顎関節の治療では出来る限り非侵襲的で可逆的な処置(つまり、あまり歯をさわらにでおくこと)を適応すべきであるということ。
疫学・統計調査によると、顎関節症の出現はほとんどの例で一時的であり、再発することもあるが、9割近くの例で症状が重くなることがないとのことです。
従いまして、その治療法として今着目されているのが、生活習慣の改善や自己マッサージ・自己ストレットが有効だと言われています。
また、アロマオイルを用いて皮膚への浸透を図りながら、筋膜マッサージ療法は即時効果があり、有用であるといわれています。
その実習が日曜日に行われ、お互いに被険者になり、マッサージを体験しました。
トリガーポイントをマッサージすると、確かに痛痒い感じがします。何度か繰り返されてくると痛みがとれ、すっきりしてくることが分かりました。
アロマオイルを塗布すると更にその効果は倍層される感じでした。
今後は、当院の顎関節症の患者様にもこの療法を応用していこうと思います。