こんにちは、広報・受付担当トガワです。
銀歯などの金属の詰め物修復のメリットは、材料の強度が十分なので、窩洞が複雑なむし歯の治療や大きな欠損に対応でき、鋳造することにより、歯の形態や機能を正確に復元できる点が優れていることです。
反対にデメリットは、歯と金属をくっつけるために、むし歯の部分だけでなくどうしても歯の健康な部分も削らなければならないので、治療するときには麻酔の注射も必要となってきます。
また、見た目が金属色なので歯との馴染みはなく、いかにも「治療しました!」という歯になります。
さらに、型取りをして模型を作り、歯科技工士さんに作ってもらわなければならないため、最低でも2回の通院が必要になります。
金属修復に関する基本的な考え方は、なんと100年以上前からほとんど変化していないそうです。
日本では金に代わる、安価で精度の高い金属として金銀パラジウム合金が開発され、保険適用金属として現在も使用されています。
修復に関する考え方は変わらない一方で、修復物と歯をくっつける接着材のほうは、劇的に進化しています。
あまり知られていないことですが、実は50年以上の間、接着材の研究開発と臨床応用は、常に日本が世界をリードしているそうです。
接着材料の開発により、修復物は外れにくくなってきているのです!