勉強会

新インプラント周囲炎へのアプローチ

こんにちは、ホワイトニング予防歯科審美歯科インプラントで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。

この書籍はインプラント周囲炎とその対処法を扱った日本における最初の成書の改訂版です。

九州インプラント研究会(KIRG)の先生方を中心にまとめられたものです。

我々臨床家が長期にインプラント治療の経過を追っていく過程で様々なトラブルに遭遇します。

その中でインプラント治療後に起きる問題として一番発生率が高いのが、インプラント周囲炎(Peri-implantitis)とインプラント周囲粘膜炎(Peri-impulant mucositis)です。

九州インプラント研究会の臨床統計調査でも、インプラント周囲炎の発生率は5年で4%,10年で13%となっていて、インプラント治療後に起きる合併症の中では最も高い割合をしめています。

しかし、適切な治療計画を立て、様々なリスク因子を排除することにより、インプラント治療を行なうことにより、インプラント歯周炎は排除できるとこの本では紹介されています。

同じ口腔内に天然歯とインプランとが混在する状態で、口腔内を長期に健康に維持されるためには、適切なメンテナンス方法を選択することが必要です。

インプラント周囲組織と天然歯の歯周組織との共通点や相違点を理解することが大切になります。

インプラント周囲炎を引き起こす要因は細菌感染インプラントへの過剰な荷重負担(オーバーロード)の二つが考えられます。

それらに罹患した場合には、できるだけ早期にその事実を発見し、原因を除去治療を開始するこことが重要となります。

本書はインプラント周囲炎の予防治療に役立つものとしてインプラントをされている臨床家の先生方に一読をお勧めいたします。

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