みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
先日、3月20日は春分の日で当院の診療はお休みでしたが、今年初めてとなる津山先生のインプラントオペが行われました。
当院のブログでも度々お話していますが、津山先生とは東京の三井記念病院の歯科・口腔外科で部長をされており、全国各地で難易度の高いインプラントオペをたくさん行っていらっしゃいます。
当院では、年に3回来院していただき、インプラント手術を希望されている患者様のオペをお願しています。
今回は、津山先生のオペを受けられた患者様のオペの様子をご紹介します。
この日は、院長やアシストにつくスタッフも専用の手術着に着替えます。
患者様にも専用の布がかけられます。他に患者様はいらっしゃいません。
いつもと違う雰囲気に、始めは緊張される方が多いようです。
この患者様は、今回で2回目の津山先生によるインプラントオペとなりました。
右の上顎に3本のインプラントを植立していきます。
以前抜歯をし、義歯を入れていましたが「義歯では食事の味が感じられない・・・」と、今回インプラントの植立を希望されました。
診療室に入っていただき、まずは簡単にお口の中の全体的なお掃除と麻酔、CGFのための採血を行います。
採血量はわずか16ccです。
麻酔が効いている事が確認されると、すぐにオペ開始です。
専用のドリルで歯茎から骨の部分まで、穴を開けていきます。
空いた穴の部分に採血して作った「CGF」を入れ、そこにインプラント体と呼ばれる金属をネジを留めるように回しながら埋めていきます。
この骨に埋めるインプラント体には様々な種類があります。
たくさんの種類の中から、それぞれの患部に合った長さや形状のインプラント体を選ばなくてはなりません。
また使用しているのはワンピースタイプ(インプラント体とアバットメントが一体化している)のため、埋入の位置やかみ合わせ等にも厳密になる必要があります。
オペ中は津山先生が優しい声で患者様に状況を説明します。
院長の元気な声も、いつもより響きます。
とてもスピーディーにオペが進むため、記録や器具の準備、滅菌等をするスタッフもテキパキと動いていました。
あっという間に3本の植立が終わり、最後にパノラマ写真を撮影し、本日のオペは終了です。
診察室に入っていただいてから、1時間足らずでした。
毎度のことですが、津山先生のオペのテクニックには感動するばかりです。
オペは次の患者様に続きます・・・。そのお話はまた後日。
※今回のオペの内容及び写真画像等は、患者様の承諾を得て掲載しています。