こんにちは、広報・受付担当トガワです。
全国調査から、食事にあまり時間をかけない子どもや、食べ物をあまり噛まない子どもが意外に多くいることがわかっています。
そして、食べ物を口の中にためることや、食事をしながら水分をよく摂取するという事態も浮き彫りになりました。
また、離乳完了を過ぎた子どもを持つ家庭の半数以上で、おとなと同じ食事を与えているという調査報告や、保育園児を対象とした調査から、「噛まない子(丸呑みする子)」の特徴として、
- 生活リズムが親のペースになっている
- 離乳の完了がはやい
- 家族でいっしょに食べていない
- 肥満傾向である
などがあげられ、さらに、親のタイプとして、
- 子どもを急がせすぎる
- 母親が忙しすぎる
- 父親の保育への参加が少ない
という特徴があがっています。
とくに注意が必要な食べ方に、「子どもの空気嚥下症」があります。
空気嚥下症の子供は、口唇を開けたまま咀嚼するため、口にためた空気をいっしょに丸呑みするか、舌を後方に落とし込むように食塊と空気をいっしょに嚥下します。
空気嚥下症の子供には、舌の癖(タングスラスト)がよくみられます。
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『保育者が知っておきたい子どもの歯と口の病気―その対応と予防―』参照