治療

顎関節症の新たな治療 Part3

こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。

「今日も暑い日ですね。」最近ずっとこのような会話から患者さんの治療が始まります。

さて、ここ1週間の間に4人の方が顎関節の異常を訴えて当院へ来院されて来られたので少し驚いています。

患者様の共通項は若い女性であること。(年齢17歳から35歳ぐらいまで)
標準よりは少し痩せられている方。
仕事はデスクワーク多かったり、学生さんなら受験勉強中であったりすること。
主婦なら小さいお子様の面倒でかなりお疲れ気味のかた・・・

ストレスを感じたり、じっと座ったままである一定の筋肉ばかり緊張させている方、一方重いものを持ったりして筋肉の疲れているという傾向が共通項と挙げられます。

顎関節症の新たな治療 Part3

ここから、いえることは、顎関節の異常は主に筋肉およびそれを取り巻く筋膜の凝りから生じる頭部や肩部の循環障害が関与しているといえそうです。

このことは、以前お話した、最近の顎関節症患者の治療のガイドラインにも示されている通りで、日常臨床で検証した形となりました。

当院では、患者さんにリラックスしていただき、ユニットの上でアロマオイルを用いて筋肉や筋膜をマッサージしていく方法を取っています。

顎関節症の新たな治療 Part3 特に僧帽筋・肩甲挙筋・頭板状筋・頭半棘筋・胸鎖乳突起・咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋・顎二腹筋・顎舌骨筋などの筋群をストレッチで緩め、循環の経路を確保することが大切です。

顎関節症の新たな治療 Part3 顎関節症の新たな治療 Part3 顎関節症の新たな治療 Part3 また、患者さんには自己ストレッチの方法をお教えして自宅で顎の痛みを軽減していただくように指導しています。

初めて当院へ来られて、不思議なことに先程まで開き難かった口がさっと開き出すという経験もしております。

顎関節症でお悩みの方は一度、筋肉のストレッチをされることをお勧めします。

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