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象牙質知覚過敏症

こんにちは、審美歯科インプラントホワイトニング予防歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、イノウエです。

今回も院長先生より本を借りましたので、印象にのこった所を紹介したいと思います。

知覚過敏の発生機序は刺激の入り口である象牙質管口から伝達された各種の刺激が、たんぱく質である細管内組織液を動かすことで、歯髄の感覚受容器が興奮し、痛みが発生することである。

・治療戦略としては、①象牙細管に蓋をして、口を封鎖する。②象牙細管内組織液を凝固して固定する③神経や象牙芽細胞の閾値を鈍麻することであげる。

・治療を効果的なものにするには、鈍麻した後、凝固させ、をしていくという流れになる。

・具体的に蓋とは、レジン系もしくはグラスアイオノマー系の材料で患部を覆うことである。

・凝固には、組織固定剤であるグルタールアルデヒドをもちいたり、レーザーを使用する。

・硝酸カリウムを含む抑制剤を使用する。また、半導体レーザーを使用する。

知覚過敏症は日常臨床でも多く遭遇する症例の一つだと思います。

まず、原因を考えそれを取り除くことが大切です。

その上で、今回勉強した知覚過敏の発生機序に応じた対応が必要だとおもいました。

さらに、市販されている歯磨き剤なども紹介されており、含まれる材料でどの機序をターゲットとしているか理解し、説明できないといけないと感じました。

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