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読んで欲しい一冊「遠い幻影」より梅の蕾・吉村昭著

こんにちは、インプラント予防歯科審美歯科ホワイトニングで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、技工士ナカムラです。

新しい出発の季節になりました。そして、桜はそれを祝福してくれています。

日本人にとって桜は特別ですね。
今年東北の桜はどんな花を咲かせるのだろうかと、ふと気になります。

この「梅の蕾」は岩手県三陸村が舞台になっています。

村長はこの過疎の村を観光の村に変えたものの医師が来てくれないという悩みがありました。

そんな時、人格、医療技術とも完璧な医師が来てくれる事になりました。

この物語はその医師とその夫人そして村人のが描かれています。

は夫人が癌で亡くなるのですが、命が無になる前に贈ったものです。

私は、二百人をこえる村人千葉までバスをつらねて夫人の葬儀に参列した姿に人間的な絆を感じました。

そして、村人の気持ちに応えるべく医師は再び村に帰る決心をしたのです。

この人間的な、東北の人の優しさに胸が熱くなる思いです。

荒々しい経験をした後、人は穏やかになり、強くなりその環境を受け入れていくものなのでしょうか。

そうだとしたら、避けようもなく受けた震災の地に風がそよぎ大地が緑に輝く日が必ず来る事を願っています。

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