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秋色うつわ展にて

平野部にも紅葉がみ始められるようになり、季節が確実に進んでいる事を感じるようになりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

愛媛県松山市余戸伊藤歯科の技工士中村です。

私は、先日酒器と花器・秋色うつわ展に行ってきました。そこには、五人の陶芸家達の、まさに土の芸術がありました。

荒い土は吸水性を持ち、使い込む程に色を変え、風合いを変え、育って行く事を日本人は、昔からのこの変化を「景色」と呼び、「美」としてとらえてきたそうです。

秋色うつわ展にて

昔からの伝統を重んじる焼き物もいいのですが、最近私は、新進陶芸家の芸術に引かれるようになりました。

私は、色と形のバランス、シンプルであっても充分引きつけられる存在感のあるものが好きです。

伝統を重んじる為の縛られたようなものがないかもしれませんが、決して派手でもないのです。地味でもなく、そのバランスは何とも言えません。

花を引き立てながら、引き立てるばかりでなく、うつわそのものの存在感も充分主張しているのです。「土」のぬくもりがそこにあります。

秋色うつわ展にて

秋色うつわ展にて
私は、何焼きと言うよりも、誰の作品であるかということのほうを重要視しているので、本日は「小山義則」氏と「竹下鹿丸」氏の花器と酒器の色と形に魅せられて購入しました。

ここに来る度に土物の醍醐味を楽しませていただいています。

秋色うつわ展にて

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