こんにちは、広報・受付担当トガワです。
自覚症状がなくても、むし歯や歯周病に罹っている人はたくさんいます。
まだ初期の段階ではむし歯は痛みもなく、鏡で見ても黒くなっていないのでわかりづらいです。
また、神経を抜いた歯はもろくなっていきますが、痛みを感じないので何らかの異常があっても自覚症状がないことがほとんどです。
過去に治療した歯で、神経が残っている歯でも詰め物や被せ物の隙間から細菌が入り込み二次う蝕と呼ばれるむし歯になる可能性もあります。
歯が痛くなくても定期的に歯医者に通う理由は、この知らないうちに進んでいくむし歯を早期発見するためでもあります。
歯の治療は、むし歯菌を削り取った後補修材をくっつけるために、余分に歯を削らなければいけません。
治療が終わった歯でも再びむし歯になっていまうと、さらに歯を削っていくことになり、歯はどんどん小さくなってしまいます。
例えば小さいむし歯だと直接レジン等で詰めることができても、むし歯を繰り返すと削った面が大きくなりレジンでは対応できなくなるため、型取りが必要な詰め物になります。
さらに詰め物の間にむし歯が出来ると、歯の神経を抜いて歯全体を覆う被せ物、それだけでは終わらず隙間から入ったむし歯菌が歯の根っこに病巣を作り歯を抜かなければならない…ということにもなります。
むし歯が治っても油断せず今まで以上のセルフケアを心がけましょう!
さて、成人の約8割がかかがっていると言われている歯周病も、歯を失う原因の多くを占めています。
歯周病の状況を表すグラフを見てみると、30代から徐々に増加がみられ、70代以降は歯周病などで歯を失うため現象していっています。
歯周病は自覚症状があらわれたときにはかなり進行していることが多いです。
場合によっては歯を抜かなければならないこともあります。
歯医者に行くと歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)を測定したり、レントゲン診査で自覚症状があらわれる前に歯周病を見つけることができます。
早めに対処するためにも歯医者に定期的に通っておくことが大切です。