歯のこと

歯の構造と歯周組織

こんにちは、スタッフのトヨタです。

今月は運動会の学校が多いみたいですね♪

当院のお向かいの余土小学校でも、毎日余土っこたちが元気にダンスや応援練習を頑張っている姿が見えます^^

練習した成果が発揮できるよう頑張ってくださいね☆

さて、今回は歯の構造についてお話します。

歯は外側からエナメル質、象牙質、歯髄という構造でできています。

それぞれの性質について紹介します。

エナメル質…歯冠(歯の頭部分)を覆っている組織です。酸に弱く、乳酸のような弱い酸でも触れれば溶けて虫歯になってしまいます。

象牙質…歯の大半を形成している中心的な組織です。エナメル質に比べてやわらかいですが、虫歯などでエナメル質が壊され象牙質まで虫歯が達するとしみや痛みの症状がでてきます。

歯髄…歯の神経のことです。歯の栄養を管理する血管や、象牙質をつくる細胞などからなります。虫歯が象牙質まで壊し、神経まで広がると神経をとらなければいけません。

歯はこのように層になって作られており、それぞれに役割があります。

次に、歯周組織についてです。

歯ぐきの内側では、歯槽骨と歯根膜によって歯を支えています。

ここでもそれぞれの性質について紹介します。

歯根膜…歯根と歯槽骨をつないでいる繊維組織です。歯根膜の繊維には細かい神経が分布していて、食べ物の固さを識別するだけでなく、噛んで歯に力が加わるときにはクッションの役割をします。

歯槽骨…顎の骨のうち、歯根膜を支えている部分です。抜歯をすると、歯槽骨はやせていってしまいます。また、歯槽膿漏という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これは歯ぐきの炎症が進行して歯槽骨が溶けてしまう病気のことです。

歯肉(歯ぐき)…歯槽骨を覆って保護している粘膜です。健康な歯ぐきはピンク色で歯に密着しています。炎症を起こすと全体的に歯ぐきが腫れぼったくなり、軽くブラシを当てただけでも出血することがあります。

最近は子どもの歯肉炎も増えてきているので、もう一度ブラッシングの仕方を見直すことが大切です。

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