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歯から探る昔の健康(毎日新聞より)

こんにちは、予防歯科インプラントホワイトニング審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、技工士ナカムラです。

一年の最後を締めくくる月になりました。

あっという間の一年でした。

去年の今ごろは、というと台所に不備が起こり、ストレスを残したまま年を越してしまいました。

毎年毎年何らかのストレスというものはありますが、前向に生きていれば必ず解決できるような気がします。

さて、今年最後のブログは「女性に虫歯が多いわけ」という沖縄の久米島にある近世の古墓から出土した人骨の歯を調べ、2008年に発表した論文をご紹介します。

それによりますと、生体上の違いが一因とされていますが、見逃せないのが食生活の違いだそうです。

人骨の成分分析で、近世久米島の男性はなど動物性たんぱく食を多くとり、女性は主に穀物を食べていたと推定されています。

歯が作られる乳幼児期にたんぱく質欠乏などの栄養障害や病気になると、歯の表面を覆うエナメル質減形成と呼ばれ、近世久米島の人骨では女性に多く見られました。

武家層も庶民層も、男性より女性に多くエナメル質減形成が見られた。

武家層では家系を保つため、農民や商人とみられる庶民層では家業を継がせる為、生まれたときから男子の方が大切に育てられたのだろうと、論文は結論づけられています。

今年一年有難う御座いました。

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