こんにちは、インプラントと予防歯科・審美歯科・ホワイトニングで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、受付・広報担当カワゾエです。
前回「インプラントの長所」をお話しました。今回は、「インプラントの短所」についてお話して行きますね。
誰しも完璧な人は居ませんよね…?長所があれば短所もあります。
一見、完璧な「インプラント」ですが、一体どんな短所があるのでしょうか…?!短所も理解することで、インプラントの良さが改めて分かっていただけると思います。
第一にあげられるのは、「治療期間が長くかかる」という点でしょう。
一般的な例でいうと、人工歯根が歯槽骨と結合する期間だけみても、上顎の場合は約6か月、下顎の場合は約3か月が必要とされます。また、厳密な診査・診断と治療計画にも十分な時間が必要です。
個人差はありますが、平均すればおおよその目安は4~8か月の治療期間となります。
次に、「治療を受けるのに制限がある」ということです。
インプラントを希望される患者さんのすべてが、この治療を受けられるわけではありません。糖尿病・腎(じん)不全・肝炎・心臓病・ぜんそく・リウマチ・骨粗鬆症(こつそしょうしょう)・高血圧・妊娠中の女性などで、病気の程度や全身の状態によって、手術に危険をともなう恐れがあるときには、治療ができないことがあります。
これはなにもインプラントだけでなく、抜歯などの口腔外科手術を受ける患者さん全般にあてはまることです。
そして、「インプラント周囲炎の恐れがある」という点です。
自然の歯には歯根膜がありますが、人工歯根にはありません。
歯根膜には三叉(さんさ)神経が分布しており、触覚・痛覚・温覚・圧覚などを感知し、強く噛みすぎるのを防ぎます。
しかし人工歯根には歯根膜がないため、人工歯根の周囲部分が細菌感染をしても、痛覚がないため炎症に気がつかずに放置してしまうケースもあります。
「インプラント周囲炎」を起こさないためにも、プラークを残さないように、毎日のお手入れ(口腔ケア)が重要なポイントになります。きます。
最後に、「治療費が高い」と言う点です。
インプラント治療後の定期検診が重要になって
健康保険がきかない自由診療のためインプラントにかかる費用は高額です。
上部構造を含めて一本のインプラントでおよそ30~50万円前後が目安となるのではないでしょうか。
ただし、上部構造はどの程度審美的につくるかや、各種診査法・治療法・オプション手術の有無などによりさらに費用も変わってきます。
インプラントの短所についてお分かり頂けたでしょうか?
これからもインプラントについて詳しくお話ししていきますね。お楽しみに!
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