勉強会

日本歯科医療管理学会

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院院長伊藤です。

今日は日曜日ですが、朝から日本歯科医療管理学会四国支部秋期学術大会に出席してきました。松山はもとより宇和島や四国中央市から約100名近くの先生ならびに従業員スタッフの方が来られていました。

伊藤歯科でも都合のついた3名のスタッフが休日にも関わらす熱心に参加してくれました。

日本歯科医療管理学会
日本歯科医療管理学会会長の高津先生の講演では、歯科医院に来院される患者さんはどのような心配、恐怖、不安、不信感を感じているのか、そのために患者さんの気持ちをくみ取りコミュニケーション能力を高めることが大切であることを講演されていました。

愛媛労災病院の篠崎先生は日本の医療の問題点と将来の展望について講演されました。

2007年度のOECD加盟国のうち先進7カ国における総医療費とGDP(国民総生産)の比を見るとアメリカが15.3%、フランス11.1% ドイツ10.7% カナダ9.8% イタリア8.9% イギリス8.3%そして日本が8.0%で最下位である。医師数についても人口10万あたり198人でOECDの中では22位である。

いってみればわれわれは少ない医療費、少ない人件費の中で身を切って、働いているわけである。また国民皆保険のお陰で世界的にもレベルの高い素晴らしい医療を、安い医療費で国民に提供している。その医療が今崩壊の道を歩んでいるというお話でした。

赤字病院の増加、地域偏在の医師不足問題、夜間の救急における患者さんのたらいまわしの問題など今の医療が抱える様々な問題点が理解できて大変興味深くそして危機感を持って聴講しました。

午後からは蓮井歯科・ファミリークリニック院長の蓮井先生による院長とスタッフで考える「行列のできる歯科医院」の作り方のお話です。

人気の讃岐のうどんは何故リピーターが多いのか、東京ディズニーランドは何故人が集まるのかという疑問を先生が見事に解決して自院の患者さんの集客へと結びつけつけているその切り口は大変参考になりました。

院長中心の医院からスタッフ中心のチーム医療への転換が大切であること。患者さんのニーズの多様化に対応した医療の提供が必要となってくることなど明日からの診療に応用できる内容でした。

最後にとてもいい言葉を頂きました。これは山本五十六の言葉です。

日本歯科医療管理学会
「やって見せて 言って聞かせて やらせて見て ほめてやらねば 人は動かず」

人を動かすのは実はこの言葉に集約されているのですね。

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