こんにちは、インプラントと予防歯科・審美歯科・ホワイトニングで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長 伊藤泰司です。
朝から晴れ渡る秋空のもと、松山全日空ホテルで日本口腔インプラント学会 中国・四国支部総会が催されました。
今回のメインテーマは『インプラント こらからの10年を見据えて~今後10年のインプラント治療を考える~』です。
特別講演には大阪大学大学院歯学研究科前田芳信教授による講演がありました。
今後はインプラントの診断にはCTは必須となり、外科用ガイドシステムが普及して来ると思われます。
インプラント体は各社凌ぎを削り製品開発に取り組みこれからも新製品が登場してくると思います。
傾斜埋入やショートインプラントのエビデンスも整ってきているため、今後既存骨にインプラントを埋入していく指針となりそうです。
続くシンポジウムでは『骨造成・骨誘導の新展開』という演題で徳島大学大学院教授 宮本洋二先生、広島大学大学院准教授 武知正晃先生、愛媛大学大学院講師 住田知樹先生が講演されました。
現在のところ『ネオボーン』が臨床で使用してみて骨補填材としては優れた成績を収めているとのことでした。
今後は炭酸アパタイトの臨床応用に大いに期待しているところです。
また住田先生からは特に各種薬剤を用いることによって、インプラント手術後の疼痛、腫脹をかなり改善される報告を受け大変参考になりました。
ランチョンセミナーでは『インプラントの偶発症を考える』という演題で田中悟先生に講義をしていただきました。
インプラント周囲炎のリカバリーには汚染されたフィクスチャーの表面をdecontaminationすることであり、その方法にはβ-TCPパウダーを用いたAir Abrasionが有効であるといわれてました。
今日は一日中インプラントに触れられ、とても有意義な時間を過ごせました。
明日からの当院でのインプラント治療にしっかりとフィードバックしていこうと思います。
(10月16日の出来事)