歯のこと

感染症対策~オートクレーブ~

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

滅菌技術には色々ありますが、一番普及しているのは、高温高圧の飽和水蒸気微生物のたんぱく質を変性させて殺滅する高圧蒸気滅菌という方法で、オートクレーブはその原理を使った代表的な滅菌器です。

オートクレーブは、薬剤を使わずを使います。

高温高圧で水を飽和水蒸気に変化させ、滅菌したいものに接触させると、水蒸気が放出する熱で微生物のたんぱく質は一気に変性凝固するので、微生物は生存できなくなります。

感染症対策~オートクレーブ~

「滅菌パックがしめってたり、器具が濡れているのは、不潔じゃないの??」と思われるかもしれません。

しかし安心してください、オートクレーブは水を使って滅菌する装置なので、加圧加熱を止めると、器内の温度が下がり、水蒸気が液化して結露し、水滴がつきます。

なので、器具に水滴がついているというのは、「オートクレーブで滅菌が行われた」という証拠なのです。

感染対策はオートクレーブにかけることだけではありません。

今も昔も第一の感染予防は、流水で器具を洗い流すことです。

当院では、器具をまず流水で洗ってから、超音波洗浄器にかけて、感染が成立するほどのウイルスや細菌が付着していない状態にしてから、さらにオートクレーブにかけています。

感染管理を徹底することは、医療従事者の健康にとっても非常に重要なので、治療中はもちろん治療後の器具から感染することがないように、できるだけ早い段階でウイルスや細菌を減らすよう心がけています。

 

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