こんにちは、広報・受付担当トガワです。
以前お口の中には細菌がいっぱいというお話をしました。
お口の中にいる細菌は常在菌といって、毒性の強い細菌から守ってくれるとご紹介しました。
この無害な常在菌を育てるには、正しい食生活が重要となります。
細菌と人体のバランスが崩れると、「常在細菌異常」という状態になります。
今日はどんな原因で常在細菌異常が起こるかというお話をしていきます。
常在細菌異常は、4つに分けて考えることができます。
1つ目は、高タンパク質食品あるいは高脂肪食品の摂取で体内での腐敗が進行していく状態です。
2つ目は、炭水化物の過剰摂取です。
むし歯はこの炭水化物の過剰摂取により、細菌のバランスが崩れたときに起こります。
3つ目は、乳酸菌といわれるヨーグルトや納豆などの発酵食品が不足している状態です。
4つ目は、免疫反応による常在細菌異常です。
口腔内の細菌は糖類を取り込むとむし歯を発生させる菌を出します。
しかし同じ炭水化物でも、食物繊維やでんぷんなどでは口腔細菌は取り込まないので、むし歯の原因となる酸が産生されることはありません。
甘い物を食べすぎるとむし歯になるのはこの細菌異常が深くかかわっているのです。