こんにちは、広報・受付担当トガワです。
日本人の平均寿命は長い方だ、と思われている方も多いと思います。
みなさんは、平均寿命とは違う健康寿命という言葉を知っていますか?
これは、2000年にWHOが提唱したもので、その定義は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」です。
具体的には、介護の必要がなく自立した生活が送れる期間と考えられています。
平均寿命と健康寿命、その差がゼロとなり、生涯を通じて自立した健やかな日々が送れることが理想です。
しかし、日本人の平均寿命と健康寿命の差は、ある年のデータでは男性で9.13年、女性で12.68年といわれています。
これは諸外国に比べても決して短いとはいえません。
平均寿命がいくら長くても、介護を要する期間、もしくは寝たきりの期間が長ければ、生活の質を高く保つことは難しくなります。
では、健康寿命を延ばす妨げとなっているのは、どんな疾病なのでしょうか?
脳血管疾患、心疾患、そして糖尿病が三大要因だということが明らかになっています。
特に糖尿病は、脳血管疾患や心疾患の危険因子となることもあって、その対策の重要性が指摘されています。
歯周病治療をすると血糖値が下がるという報告もあるので、積極的な歯周病治療が健康寿命を延ばすカギとなりそうです。