こんにちは、ホワイトニングと予防歯科・審美歯科・インプラントで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
6月1日より松山市では個別妊婦歯科健診事業が開始されます。
今日はその事業が円滑に推進されるように歯科医師会館で「日本歯科大学付属マタニティー歯科外来センター長」児玉美穂先生をお招きして講演会がありました。
妊娠により、つわりの影響で口腔内清掃が不十分になり、食生活が乱れることにより口腔環境の悪化が見られます。
特に妊娠性の歯周炎がひき起こされやすく、重度歯周炎では早産や低体重児出産との関連が考えれます。
そのあたりのメカニズムを詳しく解説していただきました。
また、妊娠のステージにおける歯科治療の関与の方法、投薬やレントゲン、麻酔についても具体的な事例を挙げていただき大変参考になりました。
続いて松山市歯科医師会母子学校保険担当の先生より更に松山市保健所健康づくり推進課より事業説明がありました。
妊娠中に歯科健康診査を受診することで妊婦さんのむし歯や歯周病の早期発見・予防になります。
そのことは、むし歯は感染性疾患であるため、ミュータンス菌の伝播元である母親の口腔環境を妊婦の時期から整えておくことで、子供へのむし歯を抑制することができます。
妊娠中からおなかの赤ちゃんのむし歯予防に関心を持つことが、妊婦さん自身の口腔内の健康に関心を持つことにつながり、生涯を通じて口腔の健康管理へと繋げることを目的にしています。
平成23年4月1日以降に母子健康手帳を交付された方で松山市に住民票のある方がこの事業の対象者となります。
およそ対象者は松山市で年間4600名近く方になると市では予測しています。
6月1日より受診票、母子健康手帳、保険証を持って松山市歯科医師会登録医療機関(もちろん当院も該当しています)へ受診されると無料で健康診査が受けられます。
この機会に妊婦さんご自身の口腔内の状況を知り、むし歯や歯周病の早期発見・早期予防をされてはいかがでしょうか。