歯のこと

予防歯科について

こんにちは、受付のワタナベです。

予防歯科とは、虫歯や歯周病などになる前に予防することです。

日本では悪くなってから治療を受けることが当たり前となっており、予防歯科に関する認知度も低くなっています。

しかし、歯を守るために本当に必要なことは、虫歯になる前や、歯科治療完了後のメンテナンスを行うことにより、治療ではなく予防することが大切です。

ご自宅でできる予防としては、

① よく噛んで食べること。
よく噛んで食べると、唾液がたくさん出ます。唾液には口の中の食べ物のカスや細菌を洗い流す働きがあるので、虫歯や歯肉炎の予防につながります。

② たばこを吸わないこと。
タバコに含まれるニコチンには、末梢血管を収縮させる作用があります。タバコを吸うことで、血管が収縮して歯肉への酸素の供給量は減少し、歯肉は絶えず栄養不足状態になって歯周病にかかりやすくなります。また、細菌を殺す白血球の機能が低下して、歯肉の病気を悪化させます。

③ フッ化物洗口をすること。
フッ素入りの洗口液ですすぐことで、歯の表面にフッ素イオンを作用させ、歯質を強化する虫歯予防の方法です。継続することで、エナメル質表層のフッ素量を増加させ、歯を強くします。

④ 自分にあった歯ブラシを選ぶこと。
歯ブラシを選ぶ時は歯並びや歯の大きさに合わせてヘッドの大きさを選び、歯肉の状態に合わせて毛の硬さを選ぶのがよいでしょう。また、磨く場所や磨き方によって、歯ブラシの種類を変えるのも効果的です。

⑤ 正しい姿勢でいること。
姿勢は歯並びにも影響します。歯並びが悪くなると、歯磨きが難しくなり虫歯になりやすくなります。

また歯科では、幼少期にむし歯になりやすい奥歯の溝に、プラスチックを埋め込んで虫歯を予防するシーラントやフッ素の虫歯抑制効果を利用し、歯に直接塗布することによって虫歯を防ぐフッ素塗布もあります。

その他、定期的に検診に来ていただき、専用の器具を使い毎日の歯磨きで落としきれなかった汚れを除去し、虫歯や歯周病を防ぐPMTC歯磨き指導も行っています。

虫歯ができてしまってからではなく、できる前から自身で予防していくように心がけましょう。

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