みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院です。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、若い頃にワイヤー矯正で治療されたそうです。
治療を終えて10年以上が経過し、最近、前歯の隙間と、下の前歯の少しの段差が気になるようになったとのことで、まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療可能に適した症例です
■平均治療期間:上顎 10回 10~12ヶ月 下顎 10回 10~12ヶ月


今回の患者様の場合、抜歯も、ディスキング(歯と歯の間を削る)もなく、1年以内で歯列が揃う予測となっています。
過去にワイヤー矯正をしていた場合でも、長い時間が経つことで、少しずつ元の位置に歯が戻ってしまう「後戻り」が起こることがあります。
マウスピース矯正は、このようなワイヤー矯正後の後戻りを改善する治療にも適しています。
マウスピース矯正では治療が難しいと診断された場合、ワイヤー矯正が可能な症例であれば専門医へのご紹介、またはその他の治療方法で歯並びの改善を提案させていただくことも可能です。
また、マウスピースとワイヤー矯正のハイブリッドな治療方法で改善できる症例もあります。
担当医の相談の上、希望にあった治療方法をお選びいただけます。
マウスピース矯正においては患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮する可能性も多いにあります。
患者様自身の管理も治療の進捗を大きく左右します。
このように、見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね♪