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パルスオキシメータ

こんにちは、広報・受付担当トガワです。

当院では親知らずを抜いたり、インプラントの手術をしたり…というときに左手の人差し指に、モニターと繋がっている器械を挟んで測定される数値を確認しています。

患者さんの中には、これは何の数値ですか?と疑問を持たれる方もいらっしゃいますが、当然見たことのない器械だとわかりませんよね!

これはパルスオキシメータといって、脈拍血液中の酸素飽和度をモニタしています。

指に挟むだけで短時間で簡単に数値を測ることができます。

これに何の意味があるかというと、脈拍によって心臓の動作状態を推測することができ、酸素飽和度が分かることでその数値が下がると低酸素状態を知ることができます。

つまりこのパルスオキシメータは酸素モニタなのです。

歯医者の治療では少なからず痛みを引き起こすこともあり、とくに抜歯やインプラント手術となると治療自体が患者さんへのストレスになり得ます。

こういったストレスは低酸素症や過呼吸症候群を引き起こすこともあります。

そんなときに生体情報として脈拍と酸素飽和度の変化を見ることができれば、素早く対応できるためより安全に歯科治療を受けていただくことができます。

また、「睡眠時無呼吸症候群」の疑いがある患者さんにもこのパルスオキシメータが役立ちます。

睡眠時無呼吸症候群では、気道閉塞や狭窄に伴う無呼吸や低呼吸を引き起こし、呼吸障害や睡眠障害を発症します。

一過性の酸素飽和度の低下が生じるので、パルスオキシメータを使ってこの低下を測定することによって無呼吸や低呼吸の存在を推測することができます。

睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、歯医者でマウスピースを作りこれによる治療が行われますが、その治療の評価にもパルスオキシメータが活躍します。

生体からの情報を見逃さず呼吸器系のトラブルをいち早く察知し、安全に歯科治療を行っていくためにパルスオキシメータは重要な役割を担っています。

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