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トゥルースミラー(口腔内撮影用ミラー)を使って Part1

こんにちは、予防歯科とインプラント・ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。

今回は今年の5月にデントロニクス社から発売された『トゥルースミラー(口腔内撮影用ミラー)』についてお話したいと思います。

当院では、初診の患者様をはじめ、インプラント、矯正、抜歯や多くの詰め物などを行った時にお口の中の状態を確認し、保存する目的で口腔内を撮影しています。

この口腔内写真こそが今後患者様とのアナログ的なコミュニケーション手段になってくるわけです。

「7年前まではこの歯はしっかりしていたのに、最近はぐらついてきたのよね」

そこですばやく、歯撮くんに取り込んだ画像をディスプレイに映し出し、当該部の歯と歯肉を7年前と比較してみる。

「見てご覧なさい。こんなに歯茎が下がってきているよ。歯肉の色だって赤みを増して、腫れているのがよく分かるでしょう。」

患者様は比較した2枚の写真を見て、歯周病の恐ろしさを納得して知ることになります

これは、レントゲン写真だけでは、歯槽骨が吸収され落ちてきていることは分かっても実際に歯周病の怖さを理解できたかといえばおそらく難しいのではないでしょうか。

やはり、患者様を納得させるには目で見えるところの違いを示すことが一番です。

インフォームド・コンセントをしっかりと得ることで多少手間と時間はかかっても、こまめに患者様の口腔内を撮り続けることは大切な意味のあることなのです。

今、口腔内をとるには多少の手間と時間がかかるといいましたが、もしこれが一人で行なえ1分内に全ての写真撮りが終了することが出来るなら、先生方はいったいどうしますか?

一人で、1分内なんてインレーを削って型をとる時間に匹敵するだけですよ。

そんな時間で患者様の口腔内が撮れ、しかも良質のインフォームド・コンセントが得られるのであればやらない手は無いはずです。

当院では実際患者様の口腔内をどのように撮っているかといいますと、咬合面全体が映るミラーと今回ご紹介する『トゥルースミラー』を使用します。

この『トゥルースミラー』とは、機能性と効率性を追求した両面ミラーです。

その有機的なフォルムは口腔内にスムーズに入り、対象を的確に映します。

大きさもM,Lの3種類あり、一般の方、口が小さめの方、小児、矯正用と用途に合わせて使えるように準備しています。

とがっている方の大きさが種類によって違うのが写真でもお分かりいただけると思います。

この『トゥルースミラー』の利点は、何と言っても一人で口腔内を9枚撮影できる事に尽きます。

また、時間も慣れてくれば1分内に短縮できることから患者様の負担も軽減することが出来ます。

撮影方法はいたって簡単です。患者様のお口を口角器で広げて、前歯、奥歯、上下と順番に撮影をしていきます。

お口の中の状態をより詳しく知ることで、むし歯の有無や歯石の状態、歯磨きで磨き残しが多い箇所などご自分で知ることができます!!

今後の歯科医院での治療の進め方や、歯磨き指導に役立つこと間違いなしですね!!

次回は実際に『トゥルースミラー』を使っての方法、感想などお伝えします。

続く

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