こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤です。
診療後、インプラントスタディグループ松山の月例会です。
今日の講演者はS先生です。S先生は若い先生ですが、今までにも数多くのインプラントの経験があるため非常に興味深い講演内容でした。
ソケットリフトとGBRについての臨床症例報告とそれに対する評価が今日のテーマでした。
主に使用しているインプラントはJMMのPOIEXのようです。当院と同じものを使用しています。
ソケットリフトの症例を見せていただきました。骨補填剤としてはオステオグラフトと自家骨を用いています。また、ほとんどの症例に治癒を促進させるためにPRPを使用しています。
素晴らしい症例で今後の参考にさせていただきます。
続いてGBRの症例でした。ゴアテックスTRメンブレンを用いた症例では、6ヵ月後のメンブレンを取る時にはピンク色に骨が造成されていて、素晴らしい成功症例だと思いました。
全てが上手くいくとは限らないのが臨床です。しかしながら失敗例に対処する方法を教えていただき勉強になりました。
幹事のN先生より上顎の唇側歯槽骨はインプラント埋入時に、少なくともインプラント体から2mmは骨幅が欲しい(バルコニー再構築)ことが臨床的に分かってきたので、唇側にはバイオスなどの骨補填剤を常に入れて吸収に対する対策もとっておく必要があるとの報告を受けました。
今日も実り多い月例会になりました。