こんにちは、予防歯科とインプラント・審美歯科で歯を大切に守っていく愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
今日は、松山市歯科医師会から貸与された、サーベイメーターを用いて放射線漏洩検査を実施しました。
以前から予約をしていたのですが、中予地区230医院に1台ということでやっと順番が回ってきました。
スタッフに朝1番に松山市歯科医師会事務局に取りにいってもらい、昼休みに副院長と測定です。
松山市歯科医師会では医療管理部の先生方のご努力により、サーベイメーターの使用手順書とCD-ROMに実際に測定している映像がありますので非常に分かりやすく助かっています。本当にご苦労様です。
当院では個人線量測定にはルクセルバッジを使用しています。
今回はエックス線診療室漏洩線量測定点を9箇所程度設置しました。
当院は診療室が2階にあるため、上階は3階に行って、測定点をちょうど真上の床に設置しての測定です。1階は天井の最近点を測定することにしました。
階が違うので声が届きませんからお互いの連絡を取るのにはトランシーバーが便利でした。
デンタル撮影時の漏洩検査は各測定点でX線を3回曝射してその数値を記入していきます。平均値は3で割って出します。
パノラマ撮影時の漏洩検査は覗き窓から測定して1回曝射です。
あとはバックグランド値を測定して終了です。
以上で放射線漏洩線量測定は終わります。
慣れてくると、30分ぐらいで全てが出来そうです。
医療法第5条1項の規定に基づく医療機関への立ち入り検査(医療監視)の実施が保健所を主体として平成20年から愛媛県下の歯科診療所を含む無床診療所でも4年に1回行われるようになりました。
開業時に一度放射線漏洩線量測定した以来ですからかなり興味のある測定でした。
その結果、当院の放射線漏洩はいずれの測定点でも認められず安全を確認しました。
放射線の安全管理については医療法施行規則より測定期間は6ヶ月を超えない期間ごとに1回測定することになっています。
次回当院では今年の7月に再度放射線漏洩線量測定をする予定です。
今後もルクセルバッジによる個人線量測定の実地と共にエックス線診療室漏洩線量測定を続け安全管理を徹底させていこうと思います。