こんにちは、予防歯科とインプラント。ホワイトニング・審美歯科で大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、院長伊藤泰司です。
気持ちのいい天気が続いています。
日曜日午前中はインプラントの書籍を読んで過ごしました。
昨日土曜日のインプラントオペの方へお電話して術後の疼痛もなく安心したところです。
左下へ3本植立したわけですが、第二小臼歯は抜歯5ヶ月待機しての埋入です。
抜歯時根の先端に病巣があるため、抜歯後よくソーハをしてソケットプリザベーションを行ない即時の埋入は断念した症例です。
骨は少し柔らかく植立後頬側のインプラントのスレットが2周ほど見えている状態でした。
植立部位の他の皮質骨から出来るだけ粒で骨を削ってスレット部にあてがい、粘膜で縫合して終了します。
この程度のスレットの露出でメンブレンを使用するとかえって予後が不良になることは経験から学びました。
大臼歯部の2本は本当に皮質骨が厚く埋入かをあけるのに予定の時間よりかかってしまいました。
事前にCTで骨密度を測り、バーも新しいのを用意していたにも関わらず、思いがけないかい硬さに少々驚きました。
このような骨の固い人のインプラント埋入は初期固定ががっちりいって喜ぶのは17年前のインプラント駆け出しの頃の自分。
今では若干余裕を持たせるように拡大し、出血を確認してから既定トルクで埋入です。
最前方第二小臼歯のインプラントだけは少し動揺がみられるため、インプラント同士で約3週間固定して再評価です。
これにより、今までの経験から骨との接合を得ることは充分に考えられます。
インプラント手術は本当に経験と勉強だなぁとつくづく思います。
新しい技術の習得、新しい器械の導入には経費がかかります。
そのためにインプラントは他の治療より高額になっているわけです。
その点を理解していただいている当院の患者様には本当に感謝しています。
これからも新しい技術の取得と設備投資に全力で取り組んでまいります。
患者様には早く良くかめる口腔環境を提供していきたいとスタッフ一同心より願っています。