こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院院長伊藤です。
今日は、診療後インプラントスタディグループ松山の月例会がありました。
インプラントを埋入するためには、埋入部位の骨の様子を知ることは、術者にとってもまた患者様にとっても安全に確実に手術をするために必要なことと思われます。
そのために伊藤歯科ではCTを撮ることをインプラント患者様には勧めています。
今月の例会ではCTを解析するソフトについての説明会がありました。
伊藤歯科ではかねてよりCT解析ソフトとして『シンプラントプロ』を使用しています。
今回新しく発売されたアイキャットの『LANDmarker Direct』 というソフトの発表会がありました。シンプラントプロとの比較が出来るので非常に興味深くお話を聞くことが出来ました。
『LANDmarker Direct』 というソフトはダイコムデータをそのままパソコンに読み込みシュミレーションが出来るようになったわけで ちょうど当院で使用している解析ソフトシンプラントプロと同じ機能が付いてきたと認識しています。
操作性やアーティファクトの除去の方法など細かい点はまだまだシンプラントに及ばぬところがありましたが、総じて以前より一段と使い勝手は改良されてきたと思います。
コストパフォーマンスが優れている点やLandmark Guideという新しいガイドシステムを開発し埋入部位を利用してガイドを固定する方法など斬新なシステムを導入している点は評価できると思います。
今後もCTやCT解析ソフトは益々進化していくものと思われます。
しかしながら、インプラントの埋入は最後には我々歯科医の裁量で判断するところですから、あくまでもこれらは分析ツールの一つとして活用していかねばなりません。
患者様にも術者にも優しい解析ソフトの開発が望まれます。