こんにちは、広報・受付担当トガワです。
今日は前回からの続きでTCHについてお話していきます。
強い力では長くくいしばることはできませんが、上下の歯を接触させている癖であるTCHは長時間行っている人が多いことがわかっています。
強くくいしばるクレンチングに比べてTCHは弱い力なので、歯を接触させていてもこの習癖に気付いていないことが多いのです。
また、TCHという習癖そのものを知らないため、「普段から上下の歯は接触しているもの」と思っている人も少なくないようです。
しかし、TCHのように弱い力でも、継続して作用していると気がつかないまま顎に負荷がかかり続け、疲労しきった状態になってからその正体がわかることになります。
顎関節症の患者さんが、TCHに気がつかないまま顎関節症の治療行っても、いつまで経っても症状が良くならず最終的には悪化してしまうこともあります。
TCHの存在を知ることも顎関節症の治療には必要なのです。