こんにちは、ホワイトニングと予防歯科・審美歯科・インプラントで大切な歯を守る愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、歯科医師イノウエです。
今回も院長先生から総義歯のDVDをお借りしましたので、紹介したいと思います。
<概形印象>
・解剖学的ランドマークを把握して、印象域に入るようにする。
・トレーの選択を適切にする。上顎は翼突下顎ヒダを軸に上顎結節と前歯部が入るようにとる。
下顎レトロモラーパッドを軸にとる。
舌側は短いととれないので、ユーティリティワックスで伸ばす場合もある。
・トレーの試適時とおなじ位置になるように印象採得する。
<精密印象>
・トレーを試適して長い部分は、切削する。
・辺縁の筋圧形成は分けて行う。
この際、コンパウンドを熱していないほうから口腔内に挿入する。
また、内側にコンパウンドがついたまま作業を行うと、浮き上がってしまうためその都度、内面についたコンパウンドをとる。
・下顎の筋圧形成の際、舌小帯から前顎舌骨筋かを安静の位置でインキすることが大切。
総義歯の印象採得はとても難しいと思います。
総義歯にかぎらず、トレーの選択はとても大切だと思います。
口腔内を見て、どの程度トレーの長さが必要なのかを理解できるようにならないといけないと思いました。
さらに、試適した位置で印象できないといけないと痛感しました。
今回見たDVDの知識を少しでも臨床にいかせていきたいと思います。