こんにちは 歯科衛生士のイシカワです。
前回もブラケット矯正の移動編ですが、今回は下顎のスペースに注目してみます。
まずはスタート時の状態ですが
横から見ても上から見ても左側のスペースが足りません。
ブラケットを付けてスペースを作るためのコイルを入れます。
4か月後。
側切歯の歯列が戻って犬歯のスペースが出来つつあります。
1年3か月後。
第1小臼歯(青矢印)犬歯(緑矢印)が生えてきました。
もう少しスペースが欲しいので中切歯と第1小臼歯の間にコイルを入れてスペースを作っていきます。
スペースが出来れば綺麗な歯並びになる予定です。
本人や保護者の方には顎の成長のために食べるものに気を付けるように指導しています。
顎の成長には強く噛むのではなく「噛む回数」が大事です。
食べるもの調理方法を工夫するようにしましょう。
それでは次回も「混合歯列期のブラケット矯正の移動編」のその後をお楽しみに。