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いびきと歯並びの関係。

先日、いびきのご相談で耳鼻科を受診された患者様。

「いびきの原因は歯並びかもしれない」との診断を受け、当院にご来院されました。

いびきと歯並びの関係はあまり知られていませんが、実は顎の形や舌の位置が気道の広さに影響し、睡眠中の呼吸を妨げる要因となることがあります。


歯並びがいびきを引き起こす主な原因として

舌の位置が不安定になる
➡歯並びが乱れていると、舌が自然に上顎に収まりにくくなり、睡眠中に喉の奥へ落ち込みやすくなります。

顎が小さいと気道が狭くなる
➡顎の骨格が十分に発達していないと、舌の収まりが悪くなり、仰向けで寝た際に気道が塞がれやすくなります。

口呼吸になりやすい
➡歯並びの悪さは口呼吸を助長し、舌の位置が下がることで気道が狭まり、いびきの原因になります。

このような状態が続くと、睡眠の質が低下し、日中の集中力や体調にも悪影響を及ぼす可能性があります。

さらに、重度の場合は睡眠時無呼吸症候群を引き起こすこともあり、放置すると高血圧や心疾患などのリスクにもつながります。

当院では、歯列矯正によって舌の位置を安定させたり、睡眠時にマウスピースを使用して気道を確保する治療を行っています。

特に、成長期のお子様に対しては、顎の発育を促す矯正を行うことで、将来的ないびきや呼吸障害のリスクを軽減することが可能です。

お悩みの方は、気軽にご相談くださいね。

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