みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、舌小帯手術のについてのお話です。
舌小帯とは舌の裏側から下顎の歯肉の内側に繋がるひだの事で、このひだが短いあるいは舌の先端に近いところについている状態を舌小帯強直症と言い、舌小帯短縮症、舌小帯癒着症とも呼ばれます。
前に突き出すと舌の先端にくびれが出来てハート型の舌になるのが特徴で、発音がしにくかったり、食べ物をうまく食べられない…などの症状が起こります。
また、遺伝性があると言われています。
舌の先をどの程度上げられるかによって、軽度・中等度・重度に分けられます。
軽度の場合は、機能訓練(舌のトレーニング)を行うことで症状が軽減する場合もありますが、トレーニングだけでは舌の動きを改善するのが難しいと判断された場合には、舌小帯を切る手術を行います。
手術と言っても局所麻酔で当日の処置が可能です。
当院での手術はレーザーを使用して行います。
メスによる切除に比べて、出血をおさえることができるうえ、痛みも少ないです。
縫合しないので、抜糸の必要もありません。
時間も数分で終了します。
術後は舌の先を上げることができるようになり、動かせる範囲も広くなります。
舌の動きが気になる方は、お気軽にご相談くださいね。