みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、以前にもマウスピース矯正で治療をされていました。
歯が並んだので治療を終了し保定に入っていましたが、それから約5年が経った現在、上の前歯の段差が気になるとのことで、再びマウスピース矯正を希望されました。
まずはお口の状態を確認してみると、大きくずれているわけではありませんが、若干、左上の1番目の歯が歯列より内側に入っているように見えます。
治療に関しては、抜歯はしたくないがディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)は構わないとのご希望でした。
まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療に適した症例です。
■平均治療期間:上顎 12回 12~14ヶ月
今回の患者様の場合、ディスキングの量も少しで、抜歯の必要もなく概ね一年ほどで歯列が揃う予測となっています。
マウスピース矯正では治療が難しいと診断された場合、ワイヤー矯正が可能な症例であれば専門医へのご紹介、またはその他の治療方法で歯並びの改善を提案させていただくことも可能です。
また、マウスピースとワイヤー矯正のハイブリッドな治療方法で改善できる症例もあります。
担当医の相談の上、希望にあった治療方法をお選びいただけます。
マウスピース矯正においては患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮する可能性も多いにあります。
患者様自身の管理も治療の進捗を大きく左右します。
このように、見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね♪