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歯磨きと自律神経の関係

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今日は、「歯磨きと自律神経の関係」のお話です。

自律神経とは私たちの体にある神経系の一部で、意思とは無関係にはたらき、体内をベストの状態に保ち続ける神経の総称です。

人の体は体温や呼吸の維持、発汗や食べ物の消化など、生命の維持に必要なことを自律神経のはたらきによって行うことができているため、「内臓や血管などのはたらきを自動的に調整してくれる神経」と言えます。

自律神経には心と体の状態を活発にする「交感神経」と、心と体を休ませる「副交感神経」の2種類から成り、お互いにうまくバランスを取りながら体の状態を整えています。

ですので、自律神経が乱れると心や体にさまざまな支障が出てきます。

副交感神経を刺激してリラックスする方法の一つに“歯磨き”があります。

しっかり歯磨きをすることで、唾液の分泌を活発にすることができます。

また、やわらかめの歯ブラシで歯肉を優しくマッサージするようにブラッシングすることも、副交感神経が刺激されるとされています。

副交感神経の刺激によって分泌される唾液は、血管が拡張するために水分が多くサラサラとしています。

交感神経の刺激によって分泌される唾液は、血管が収縮するため、水分が少なくネバネバとしています。

そのため、副交感神経が優位の時に唾液の分泌が促されたように感じるのです。

このように唾液の分泌量は自律神経とも関係しており、唾液が十分に分泌されることが自律神経の安定にも繋がっていることが分かります。

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