みなさんこんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上下の前歯の歯並びの相談に来院されました。
お口の状態を確認してみると、上の歯は左右2番目の歯が歯列より内側に、左右1番目の歯が外側にずれているため、前歯に大きく段差があるように見えるようです。
また、下の歯は大きく乱れてはいませんが、特に左下2番目の歯がスペースが狭いためか、ほぼ垂直に捻転していました。
治療については、ワイヤー矯正が希望で、必要であればディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)も抜歯も構わないと、治療には積極的なご様子でした。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正、ワイヤーとマスピースのハイブリッドな治療法などを提案させていただき、まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療可能な症例ですが治療期間がながくなります
■平均治療期間:上顎 15回 15~17ヶ月 下顎 25回 25~27ヵ月
今回の患者様の場合、左下2番目の捻転が強いため、マウスピースのみでは画像の位置までの改善にはかなり時間がかかるようですが、ワイヤーを併用することでそこが改善できれば、抜歯も必要もなく2年ほどで、あるいはもっと早く歯列が揃う予測となるようです。
マウスピース矯正においては、患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮したり、治療の進捗を大きく左右します。
このように見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね☆