伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上の歯並びの相談に来られました。
お口の中を確認してみると、大きな歯列の乱れはないものの、上下ともに左右1番目の歯の間に若干の隙間が見られました。
ご本人は、上の前歯4本が外側に出ており、かみ合わせが良くないため矯正を希望しているとの事でした。
かみ合わせを改善していく上で、下の歯並びも同時にそろえる方が良いことをご提案させていただきました。
必要であれば抜歯は構わなが、できればディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)はしたくないとのご希望でした。
また、方法はマウスピース矯正、ワイヤー矯正のどちらでも構わないので、早く揃う方がいいとの事でした。
まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療可能な症例ですが治療期間が長くなります
■平均治療期間:上顎 10回 10~12ヶ月 下顎 18回 18~20ヶ月
今回の患者様の場合、抜歯もディスキングもほとんどなく、概ね1年半ほどで上下の歯列が揃い、隙間の解消される予測となっています。
また、患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮する可能性も多いにあります。
マウスピース矯正においては、患者様自身の管理も治療の進捗を大きく左右します。
このように、見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね♪