インプラント

2020.7.19津山先生のインプラントオペ~Part2~

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

今回は、7月19日の津山先生のオペを受けられた患者様のオペの様子Part2をご紹介します。

今回ご紹介する患者様は、今年5月、義歯とブリッジが入っている上下の前歯をインプラントにしたいと来院されました。

以前、他院でインプラントの手術を受けたことがあるとの事でした。

当院では初めての診察でしたので、まずはお口の状態を確認させていただくと、上は左右6番目にインプラント、(その上にかぶせもの)、右上2番目から左上5番目まで繋がった義歯が入っており、下は、右下5番目と6番目にブリッジ、右下4番目は根っこが残った状態で、右下2番目から左下2番目には、左右2番目の根っこの上に4本繋がったブリッジが入っていました。

インプラントを検討されているのは上下の前歯で、まずは上からインプラントを入れたいとのご希望でした。

その日は画像を見ながら、手術の流れや費用、植立後の補綴物について説明させていただき、根っこが残っていた右下4番目、下の左右2番目の抜歯を行いました。


そして今回、右上2番目・1番目・左上1番目~3番目に計5本のインプラント植立が決まりました。

当日の様子は、まず診療室に入っていただき、簡単にお口の中の全体的なお掃除と麻酔、仮歯を外す処置、CGFのための採血を行います。

 

予定では右上2番目に植立予定でしたが、根っこだけになっていた右上4番目に部位変更となりました。

これで、同じ本数でより多くのかぶせ物ができることになります。

麻酔が効いている事が確認されると、すぐにオペ開始です。

まずは手前の歯から、歯茎から骨の部分まで、穴開けパンチの要領で穴を開けていきます。
くりぬいた部分の歯肉を取り除き、次は骨に穴を開けていきます。

ドリルの先端を細い物から徐々に大きい物に変えながら、植立するインプラント体のネジの部分を除いた胴の部分の太さに合わせた大きさの穴を開けていきます。

開けた穴にCGF(患者様自身の血液のみで作られた血小板と成長因子を多く含んだゲル)を入れ、専用道具を使ってネジを締めるように長さ2センチ程のインプラントを骨に埋め込んでいきます。

続けて奥の歯ですが、津山先生が行うインプラントオペでは、植立する部位が隣りあう位置であっても、同時に穴を開けてたり植立は行わず、必ず1本づつそれぞれの工程を行います。

こうして順調に5本分の植立が完了しました。

しっかりとインプラント埋め込まれた後は、仮歯を入れ、動揺がないか、噛んだ時に当たらないかなどを確認して、最後にパノラマ写真を撮影して今回のオペは終了となりました。

手術の数時間後に症状の確認のお電話をしたところ、痛みは痛み止めの薬を飲んでおさまっており、出血は少し口の中で感じる程度とのことでした。

また、「今までの悩みが改善された気分で、インプラントにしてよかった!」とのお言葉を聞くことができました!

翌日、消毒に来院された際は痛み等の症状はないとのことで一安心です。

 
余談ではありますが、インプラントオペの当日は、なんと娘さんの出産予定日だったそうです!!
 
そして21日にお孫さんが生まれたとのおめでたい報告を聞くこともできました!

次回の津山先生のインプラントオペは11月3日を予定しています。

※今回のオペの内容及び写真画像等は、患者様の承諾を得て掲載しています。

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